元インド共働き夫婦【育児編】

夫はアメリカ帰国子女、妻は英語大好きヨガ大好き。インド在住だった共働き夫婦が愛をこめてインドについて書いていました。帰国し子供が生まれたので育児ブログになりました。

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日本人)掃除は義務 インド人)ポイ捨ては仕事を作っているだけ

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夫です。

ラグビーのW杯が日本で行われているのですね。
今日はニュージーランド南アフリカだそうで!

インドにいるとこういったことに疎くなります…

 

W杯をみて下記の数年前のニュースを思い出しました。

「日本人はとても礼儀がよく、会場の掃除までして帰るとてもよい国民性」だと

 

これを素直な時期に受け取った私はとても誇らしく思いますがインドを知り
ひねくれた私には違う感情が生まれ始めてきております。

「いや、ゴミは残して帰ってあげるべきだと。」

 

インドのポイ捨ては仕事を与えているという感覚

道路にポイ捨てをする、ゴミを捨てる、部屋を汚す。

これは日本人の感覚からすると、
自分のテリトリーを自ら汚している感覚に陥り避ける人が多いと思います。

加えまして学校教育の時点で、掃除の時間があったりボランティアの一環として清掃活動が善(w)
と刷り込まれた私たちにはもう抗えない習慣となっています。

 

この掃除仏教に基づいた教育については有名なようで…
先週スタッフの家族と会う機会があり、急に日本では学校で掃除の時間があるんでしょ!
いい教育だよね。インドでやったら絶対誰もやらないよとw
と言われたので誇らしくもあり、よく考えるとそれって日本だけだなとも。

思い返すとアメリカで教育を受けていた際も掃除してなかったなと。
(英語できなさすぎて気にもしていませんでしたが)

 

そして、インド人の感覚はと言いますとタイトルにも付けましたように
汚すこと、ゴミを捨てるということは
他の人のために仕事を作ってあげているという感覚が少なからずありそうです。
(言い訳ぽいですがw)

 

すでに想像ができている方もいると思いますが、
この考えに大きく影響を与えているのがカースト制度

街のごみを清掃するカーストの人が掃除をする。
彼らの仕事を作っているのだと。
(どれくらい本気で言ってるのかわかりませんがw)

 

フードコートも自分のトレイはそのまま

上記と関係しますが、日本でマクドナルドに行ったり、
フードコートでご飯を食べた後、普通ゴミ箱に捨てに行きますよね?

インドではテーブルに残していくのが基本です。

なぜなら

ゴミ捨て係がいるから。

ゴミを捨てていると不思議な目で見られますし、おそらくお店によっては客にゴミを片づけさせないように徹底しており慌てて手伝ってくるところもあるくらいです。

 

物乞いに対する考えも独特

デリーにはまだたくさん物乞いがいます。
その場所祖の場所で仕切っている人がいるそうですが。

細かいことはおいておいて…

物乞いに対してもポイ捨てと同じようなカーストベースの思考が存在します。

 

というのは、
お金を持っている人は持っていない人にお金を分け与えなくてはいけない。

と書くと聞こえが良いですが、
実際はベガーにお金を渡す人たちはお金を渡すことで、
自分が養ってやったという自尊心を保っているのです。

(英語で彼らの話を聞いていると富の見せつけに近い印象を持ちますw)

 

やはり感覚として日本とインドではかなり差がありそうですね。

*p.s. 一応ポイ捨てを悪と考える人たちもインド人にちゃんといますよ。

それではまた明日。