元インド共働き夫婦【育児編】

夫はアメリカ帰国子女、妻は英語大好きヨガ大好き。インド在住だった共働き夫婦が愛をこめてインドについて書いていました。帰国し子供が生まれたので育児ブログになりました。

MENU

インドの紙幣 【観光中に気を付けること】 過去の高額紙幣廃止について

にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ

夫です。

本日はインドのお金について書いてみたいと思います。

インドには紙幣が2,000、500、200、100、50、20、10と6種類あります。下の写真にあるように顔はすべてガンディーです。

 

 

最近新しい色のお札が出てきたようですが100以下のものはほぼデリーでは流通していません。新しい100ルピーは紫、50は水色など綺麗な色をしているのですが、で回っているのはほぼ茶色いやつです。

これに加えて、硬貨が、10、5、2、1と4種類です。

驚くことに硬貨の種類はかなり多く、記念硬貨のようなものが多数あります。

ほどんど紙幣の活用が主流です。

f:id:taroyume:20190623000227j:plain

インド多くない?と思いますが、驚くことに2,000冊が生き残っていたら日本と同じ数です。

日本は10,000、5,000、(2,000)、1,000。3種の紙幣と

500、100、50、10、5、1。6つの硬貨ですね。

日本は小銭文化な気がします。

使用を拒否されるお金

以下2点、観光の際にはお気を付けください。

1.破れているお札は全般で使うことができません。テープではってあっても駄目です。

一方で、お店はそういったお札を早くは消させたいので、おつりで良くくれますが次自分が使うときに一苦労するので勇気をもって「変えろ」というと下のほうからきれい何を必ず出してくれます。

2.10ルピー硬貨。たまにお店で使えないといわれます。

アメリカで言う1ドル硬貨のような存在でしょうか。流通量はそれよりも上ですが、あまり市場で受け入れられていないようで銀行でしか使えないなどよくわからないルールがありそう…バンガロールでこの前拒まれました。これも、紙幣でくれよといえば大抵変えてくれます。デリーではリキシャ系や屋台は受け入れてくれます。

多くの人が電子マネーやDevitカードを使う世の中なので紙幣は減ってきていますが、まだローカルなお店では現金が主流です。

 

2016年の高額紙幣廃止について

ご存知の方は少ないかもしれませんが2016年にブラックマネー撲滅のため、現首相でもあるモディ―さんは使用頻度の高かった1,000ルピーと旧500ルピーを廃止しました。その後、新しい2,000ルピーと500ルピーを作ったようです。

(過去のお札はもう見ませんが(知人に見せてもらいましたが)、持っていると違法のようなので過去の旅行でインドルピーを持っていても過信せずネットで検索し使用可能かご確認ください)

高額紙幣廃止のアナウンスもすごかったようで…。2016年11月8日の夜20時ごろの演説で廃止を決定し、日付が変わると共にその紙幣を使えなくしたそうです。モディ―さんだからこそできる戦略ですね…ブラックマネーは少しは減ったそうですが底辺の縫製産業では現金で生地や糸を買っていたので大打撃だったそう。

ちなみに私のある先輩はその際に丁度出張でインドの空港に到着し、両替後をしてしまったそう。駐在員からすぐに連絡があり紙幣が使えなくなるということを聞いたようです。運よくタクシーの運転手が知らずにお金を受け取ってくれたようですが、本当に翌日からどの紙幣も使えなくなったようです…

さらに恐ろしいのは一般市民も造幣局も高額紙幣廃止を知ったのは同タイミングだったということ(らしい)。本格的にブラックマネーをなくすための政策なのはわかりますが、これは要するに銀行のATMをふくめお金を引き落とせなくなるということ…その後半年以上ATMにお金をおろすための行列ができていたとか。

*高額紙幣廃止と同時に国民すべてに銀行口座を作らせるような施策も行ったそう。

 

最後に…

今年もモディ―さんが続投で首相となりましたが、このような強硬策をとらないことを祈っております。